オスワリ

我が家では現在パピヨンを2匹飼っていますが(メス同士)、2匹目の小梅が我が家に来たのが2007年1月。先住犬、豆奴が1歳を過ぎた頃でした。

多頭飼いを希望する方の中には先住犬を一人で留守番させるのがかわいそう。という理由で2匹目を飼う方もいらっしゃいますが、私は自宅兼事務所で仕事をしているので、基本的にいつでも愛犬と一緒にいるので、留守番をさせるのがかわいそうといった事ではなく、単に2匹飼いたかったというのが理由でした。

一般的にパピヨンは人懐っこくて他の動物や他の犬とも仲良くできる犬種と言われています。我が家ではパピヨンを飼う5年ほど前からフェレットを2匹飼っていますが、豆奴は子犬の頃から一緒に遊んでいるので、まったく問題ありません。

豆奴は元々ちょっと臆病で神経質なところがあり、他の犬が苦手だったのですが、フェレットとは仲良しだったので子犬(小梅)が来ても大丈夫かと思いきや、かなり意外な反応を!

当初小梅が来た時には小梅が小さすぎる為(生後2ヶ月)、逆に豆奴が何かしてしまうと危険だと思い、ケージ越しにしか2匹を対面させていませんでした。やがて小梅も我が家に慣れた生後3ヶ月の頃、ついに豆奴とケージの外で対面させました。

豆奴が小梅をイジめないかどうかがとても心配だった私。
ところが、豆奴は小梅にビビリまくり。

性格的に好奇心旺盛で、何も怖がらない小梅はズンズン豆奴に近づきますが、豆奴はこの小さな生き物がなんなのか分からないのか、怖がって逃げてばかり。

それでも数日すれば直るかと思っていたのですが、恐怖のあまり、豆奴が小梅を噛む事件が発生したので(詳しくは「流血事件!」を参照ください。)

このままでは再び豆奴が恐怖のあまり、また小梅を攻撃するかもしれませんし、何よりも豆奴が大きなストレスを抱え込みそうでしたので、同じ部屋に一緒にさせつつも少しずつ2匹がお互いに慣れる為、間に簡易フェンスを置く事にしました。

小梅と簡易ケージ
小梅と簡易ケージ
小梅と豆奴の間に簡易ケージ
これで安心

ちょっとずつ接触する機会を増やしつつ、簡易フェンスを1ヶ月ほどではずし、さらにそこから1ヶ月ほど一緒にいるようになってからは、横でお互いが寝ていてもそれほど気にしないほどになっていました。

今では、仲が良いかどうかは微妙ですが(たまにケンカしてますが)、同じ群れの一員として認め合っているようです。(たまに重なって寝てますし)

よく多頭飼いに関して、本などを読むと「新しく来る子の性格をよく見極めて、先住犬と合う子犬を選ぶ事。」みたいな事がかかれていたりしますが、ブリーダーさんのところで直接購入されれば、その親犬や兄弟犬などを見て、ある程度は性格も分かるかもしれませんが、我が家のようにペットショップで購入した場合などには、ハッキリいって性格なんて分かりません。

先住犬と合うか合わないかはある程度”賭け”になってしまう場合が多いと思いますので、多頭飼いを検討されている方は今一度じっくり考えた方が良いかもしれません。

とはいうものの、単体で飼っていると分からない「多頭飼い」ならではの喜びも多くあります。2匹とも(もしくはもっと多くの頭数)しっかりと手がかけられる時間と愛情があれば、個人的には多頭飼いをオススメします。

あれちんあれちん

個人的には大変な時期もありましたが、多頭飼いにして本当に良かったと思っています。

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